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で、日本から戻ってきた

2005年12月10日(土)

1週間の出張から戻ってきた。途中Blogに書き込みたいことは山ほどあったが、毎日のめちゃくちゃハードなスケジュールに加えて、毎晩の午前様のホテル戻りで、blogどころか、メイルも読むことが出来ない1週間だった。

その中でも書きたいことが二つ。

一つ目は、仕事のこと。
福岡で開かれた分子生物学会に参加して、展示会の出展、ポスター発表に加えて、企業セミナーとして、阪大や筑波大の先生を招いて、我々の研究テーマに関して発表した。福岡ドームの横のホテルのボールルームを400人定員と200人定員に分けて、僕たちだけではなく、競合他社も同じ時間にセミナーを開いた。客引きのユニフォームを着た各社の「○○△◇です。セミナーへようこそ」の勧誘(まるで文化祭の勧誘みたいな感じ)にも負けず、僕らのセミナーには、開演前から長蛇の列が出来た。で、日本から戻ってきた_d0023796_3457100.jpgホテルの関係者の人が驚くばかりの列の長さで、ボールルームの入り口からロビーを越えて外のバス停まで続くような400人以上の人たちがつめかけ、結局立ち見が出て、用意した弁当もなくなるほど。演者の先生、準備をしたスタッフ、アライアンス会社の皆さん、そしてテーマをここまで作り上げたM君に感謝。最初は一人きりの会社だったのに、スタッフみんなの努力の結晶で、ここまで注目を集めれたことには、驚きと喜びでこみ上げるものがあったなぁ。

でも、弁当がなくなって、謝ってたスタッフに、「こんな会社潰れるわ」と吐き捨てていった先生には、「すんません」と詫びる一方、「ほっとけ」って感じでしたね・・・。

そして二つ目
監査法人の先生に会った時の話。
子供を叱るとき、正座させて話をするらしい。子供があまりに勉強しないので、「何のために勉強をするか」と子供に問いかけるらしい。子供は回答に詰まってしまう。だから、「将来のやりたいことは?」と聞きなおす。子供なりのアイデアはある。「○△○◇になりたい。」と答える子供。その為には、その関連の本を読んだり、人の話を聞かなあかん。そこで出てくる漢字くらいは覚えておかないとその本読みすら出来ない。学校のために勉強するのではなく、自分の興味のために勉強するだけと口説くようである。なるほど・・・。

うそをつく子供には、「うそを見破れるのは世の中に2人いる。それは誰だ?」と問う。子供は、「一人目は神様」と答える。「あとは、お父さん??」と聞く子供。「お父さんは、ぜ~んぶ当てれるわけではない」気づく子供は答える。「あ、自分か」と。

そう、自分をだますことが、うそをつくことなのである。せめて自分には正直になりたいと思った。

年の瀬も迫ってきて、来年は、自分に正直に、喜べる、楽しい行動をしていこうと早くも行動目標も決まりつつある。実家によって、親父にも会った。その親父は、「お前の会社もあと10年くらいで大きくなったらなぁ」と言っていた。思わず反論した。「3年ででかく出来るよ。今の頑張りなら」と。
by hiro.b-bridge | 2005-12-10 10:38 | 出張