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アメリカのトイレ (I)

2006年1月11日(水)

昼間あるレストランのトイレに行って思い出した。

アメリカのトイレは、大胆な作りをしているものが多い。あいにく女性トイレに入った事はないので、男性用トイレに限るが、多分作りは同じはず。まず、(大)用のトイレの足元はスカスカ。扉と壁の隙間は、随分空いている。

非常に良くある話だが、用をたしていると、隣に誰かが入ってくる気配をまず感じる。その後、隣にしゃがむ人の靴がはっきりと見える。別に隣を非常に意識しているわけではないが、その彼がズボンを下げると、そのズボンのベルトの部分が靴に重なってくる。ひどい時は、腰につけたID写真が靴のところまで下げられて、隣の彼の正体が判明してしまう。「あ、あの靴は??、え、Johnじゃないか?」そこまで来ると、なんとなく隣で落ち着いて用を足してられないもの。

扉の隙間も強烈。しゃがんで用をたしていると、狭いトイレの場合は、中から外の様子がはっきり見えてしまう。と言う事は、逆もしかりなり。低い目線の子供と目が合ってしまった事も何度もある。これまた、落ち着いてやってられない。

知り合いの日本人社長Tさんは、アメリカに来るたび、便秘で悩まされるとの事。まず出先では絶対用をたせず、ホテルに戻らなければ無理。故に、タイミングを逸して、体調不良になるとの事。神経質に考えると、まさにそうなってしまう。

もう一つ、やたら意味なくでかいトイレもある。便器がでかいのではなく、その空間が。6畳間くらいの端に入り口があり、その対角線上の端に便器がある。座って落ち着くと、もう決して扉のノブには触れられない。そんな中、中の様子を知らず、外からノブをガチャガチャと開けようとする音が聞こえると、これまた落ち着いていられない。実際、これで扉が開いてしまったケースにもよく遭遇する。人が用をたしているシーンは、あまり見たくないもの。この辺の繊細さはアメリカ人と日本人は全く違うのだろう。この環境になじむ事も、アメリカで生活する上で、押さえなければならない重要なポイント。

些細な事だけど、人は人の知らぬところで悩みを持っている。トイレに関する話は尽きないので、又次回に続く・・・。
by hiro.b-bridge | 2006-01-11 23:32 | くだらん話